母親との対話

最近取り扱っている
私の中にある"自己否定感"について
今回はリアルな実況と共に自己開示致します。


自己否定感。

人に否定されることの怖さ。

自分の意見を言う時、
自分を表現する時、
人前で何か話す時、

いつも否定される怖さがあった。

意見を言う時にまとわりついてくる恐怖心。


その恐怖心の根底にあった母親の影。


何度となく両親とは話し合ってきている。

私の中にあるインナーチャイルドについて、
両親の行動や言葉によって傷が生まれた事、
私の中にある孤独感や不安について。

私は帝王切開で生まれ、
生後6カ月から保育園に預けられた。

バーストラウマもインナーチャイルドも
他の人よりもバリバリある方だ。

そこからあまり両親と一緒に過ごしている記憶がない。

褒められた記憶もあまりなく、
いつも見ていたのは不満そうな顔の母親だった。

いつもひとりだった。

夏休みも
学校が終わって帰った家にも。

そんな幼少期だった記憶も実はあまりなく
自己対峙していく中で
やっと思い出せるまでになった。


そして今回の自己否定感も
家庭環境に原因があると感じ
意を決して母親に電話をして
話をする事にしました。


最初は軽く話をしてから
本題に入り。

「小さい時に一緒に過ごす時間が少なかったね。
でもね、本当は私はお母さんと一緒にいたかったんだよ。
ずーっと我慢していたんだ。
寂しかった。」

と伝えました。

これは以前も伝えてある言葉です。
なのでそこまで恐怖心はありませんでした。

だけれども母親はこの言葉に対して

「でも、そんな事をしたらあの家にいられなかったのよ。
あなた達を育てられなかったのよ。
それでも良いの?
私とお父さんが離婚しても良いの?
あなた達のために頑張ったのに」

いつもの答え。

いつもなら「そっか、分かった」と母親の意見を飲む私。

だけれど今回はそれでもきちんと折れずにまた自分の意見を伝えた。

「離婚しても良かったよ。
それでも私はお母さんと一緒にいたかった。
私の望みはそれだけだったんだよ。」 

ちゃんと言えました。


しかし、
そのあとの母の言葉はさらに強くなり
「私とお父さんが離婚しても良かったなんてよく言えたわね!
離婚したら稼がないといけないから
尚更一緒の時間なんて作れないし
可愛そうな子になってたわ。
あなた今何歳なの?
もう大人になりなさい!
昔のことは自分で納得させて
自分の心にしまっておいてちょうだい。
もうこんな話やめにしましょう。」




あぁ、、、、、、

やっぱり、、、、、


いつものやつだ、、、、。


なんでいつも否定してくるの????


そうやって今日も私の気持ちを否定してくる。


昔から変わらない。


いつも母親の意見をのみこんで苦しかった。


いつも分かってくれなかった。


ただ聞いてくれるだけで良かった。


ただ私の気持ちを受け止めてくれるだけで良いのに。


なんでいつもこうなるんだろう。


なんでいつも悲しい思いをしなきゃいけないんだろう。


なんでいつも私の気持ちを否定してくるんだろうか。


だから怖くて何も言えなくなったんだ。


だから何を言っても分かってもらえないと諦めて伝えるのを辞めたんだ。

否定されるのがこんなにも怖いんだ。

、、、、、。

でも今回は私は折れない。

湧き上がる怒りと悲しみを言葉で母に伝えた。

「そうやって否定しないで。
昔から私の言った事を否定してくる。
それが嫌だったの!
もう分かってよ。
自分の気持ちを否定されたくない。」


母親にその言葉を泣きながら伝え
この母親の態度が今の私の"否定される怖さ"
に繋がっている事がやっと理解できました。


それに気がついたら嬉しさと悲しさが怒涛のように押し寄せて心の栓を取っていったのを感じました。

悲しかったけど理解できたことにスッキリしたのです。


そうだ、、、これだ。

昔から言われ続けていて気がつかなかったけど、これが本当に嫌だったんだ。

本当に苦しかったんだ。

だから私は相手に自分の意見を伝えるのをやめた。

だから私は自己表現に怖さを覚えた。

だから私は否定される怖さを常に感じていた。


そこに気がついて泣きながらも胸の内を伝え続けていたら母が「ちょっともう胸が苦しいから電話切るね」

と言ってきました。


あぁ、、、、、

まただ、、、、、

これもそうだ、、、、、


私が泣いているといつも逃げる。


私が助けを求めるといつも逃げる母。

いつも母親は"私の方が被害者です"という態度をとり、
どれだけ体調が悪いのか、
どれだけ自分は耐えて頑張っているのか、
どれだけ自分は可愛そうな人なのかを伝えアピールし逃げる。


そしていつもそんな時は嘘をつく。

だから私は嘘つきが本当に嫌いなんだ。


ここも私が耐えていた部分だと感じながらも母親の言葉を受け入れて落ち着いたら電話をかけてもらうように約束して一度電話を切りました。


それから待てど電話がかかってこない。。。

今日中にもう少し深く取り扱いたい部分であり、
少し奥の部分が見えてきていたので、
ここで終わってしまってはもったいない。

電話をかけ直すと落ち着いた声の母親が電話に出た。


「落ち着いたら電話かけてって言ったけど、今大丈夫なの?」と私が聞くと、


母親が、
「あなたの言っている事がよく分からないのよね、
あなたは私に何を求めているの?
それを話して私にどうして欲しいの?
これだけやりたい事をやらせてあげたのに。
あなたの事、愛しているのよ」
と、言ってきました。



あぁ、、、、

また戻っている、、、、。


また振り出しに戻るのか?


また否定から入ってくる。


だけれど私の心の栓は外れた。


前よりも母親が怖くなくなっていました。


「愛しているは感情論。
私が言っているのは感情についてではなくて、行動について話しているの。
愛しているからと言って否定してくるのは愛ではないよ。
私はそんな愛はいらない」

ちゃんと思っている事を言葉にして
伝える事ができました。


母親も私が揺らがないと分かったのか
態度が一変して急に

「そうだね、私が悪かったね。
今まで悲しい思いをさせていたんだね。
ごめんね。」

と、言ってきました。

いつも最後は謝ってくるのだけれど
私の中でごめんなさいはあまり響かない。

何故だろうか、、、、

謝って欲しいわけではないのだ。


そしてもう一度自分の気持ちと向き合い出てきた言葉が

「私のこと怖かった?」

ああ、、、、

それを聞きたかったんだ。


ずーっと感じていた
恐れられている感覚。


それを聞く事ができた。


母親は
「愛しているよ。
でもね、あなたは小さな頃から鋭かったのよ。
大人にも弁が立つ子でね。
ハッとする事を簡単に言ってきて、
そうね、どこかで怖かったところもあったわ。
羨ましかったのよ。」

そう答えたくれました。

何かが腑に落ちた瞬間でした。


やっと心の奥にある塊に
手が届いた感覚がありました。

怖かったよね。
羨ましかったよね。

それはとても感じていました。

だから怖がらせないように、
羨ましがられないように
生きてきた。

自己表現もしなかった。
出来なかった。

母親の感情を逆撫でしたくなかった。



ああ、、、

全て繋がった。

パズルのようにピースがハマっていく。

そして母が

「でもね、あなたの言う言葉はいつも間違いじゃなかった。
確信をついてくれるのよ。
だから私はあなたの言葉を信じている。
あなたは間違ったことは言わない子よ。」

その言葉を言われて
最後のピースがはまった感覚になった。

そして自信が湧いてきた。

単純に嬉しかった。

母親に認められるってこんな感覚なんだ。

自分の価値を母親に認めてもらえるって
こんなにも強くさせてくれるんだ。

私は生きてて良い人間なんだ。

とても嬉しかったのです。


母親と根気強く素直に
気持ちを話せてよかった。


ここからは自己対峙の域になるので
母親との電話を切り
また新たに自身と向き合っていく日々です。


だけれどあの電話をしてから
本当に世界が変わり出した。


いや、もしかしたらやっと
スタートラインに立てたのかもしれない。


新たに進む準備は整ったようです。


またここから頑張っていきたいと思います。








自由と孤独の境界線で揺らぐあなたへ本気のヒーリングを!!

トラウマ解消ヒーラーの斎藤みさとです。 「孤独の先に本当のあなたらしさと自由が待っている」をテーマに、自分らしく自由に生きたいあなたへ本気のヒーリングを。バーストラウマとインナーチャイルドの解消/過去生のトラウマ情報の解消・感情カウンセリング・浄霊を提供しています。 斎藤みさとの雫のように流れ出てくる思いや感覚、得た知識を書き留めたブログをお楽しみください🎵

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