予定していなかったミニ縦走。
先日、甲武信岳に登山に行ってきました。
今回は南アルプス縦走での受け取りを定着させる事を目的としての参加です。
甲武信岳は長野県と群馬県の県境にある山でいくつかのルートの中で一番簡単な千曲川の水源を通る道で登りました。
最初は源流の川沿いを歩きます。
とても晴れていましたが木が生い茂り川の水が空気を涼しくさせてくれていて、ひんやりとする位でした。
川沿いを緩い登り坂をハイキング気分で登り、千曲川の水源を超えると一気に高度を上げて頂上を目指す行程でした。
今年の登山は毎回、体力をつけるために重い荷物を背負っての参加でしたが、
今回は基本コースでも標準タイム往復7時間越えの為、スピード勝負だと思い久しぶりに軽い荷物での登山にしました。
縦走から2ヶ月弱空いていましたが、荷物が軽いこともありバテる事なく先頭について行くことができ、この時に改めて縦走に参加した事で歩き方や体力がかなり向上した事が認識できました。
往路は1時間20分ほど縮める事ができた為、復路は違うルートで戻ることになりました。
そのルートは3つ山と峠を越え稜線を歩くルートで標準タイムがプラス1時間45分長くなり5時間コースです。
まさにミニ縦走ルートの様なイメージです。
印象的だったのは、その中の1つに登頂が禁止されている山でその周辺は鎖場も4か所あり、まさに昔は修験の場所だったのだろうと思わせる程のスリリングな道でした。
また途中には山小屋と水場もあり、久しぶりに南アルプスの感覚が蘇ります。
このルートを想定していなかった為、粋な計らいをプレゼントされたような印象です。
その為か、今回の定着という目的がこのルートによりしっかりと完了された感覚があります。
一緒に歩いてくださった方たちのおかげで、復路は1時間30分コースタイムを縮める事ができ、往復でコースタイム6時間半程で下山ができました。
また、いつもよりもスピードを上げた無理のない歩き方の感覚も掴め、来年に向けての新たな課題にも繋がりそうです。
予想以上に受け取りの大きい1日になり、
新たに自己信頼へと落とし込んでいけたらと思います。
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