距離感 。
人との距離感。
物事との距離感。
出来事との距離感。
感情との距離感。
私は様々なものとの適切な距離感を取ることが苦手でした。
不安な気持ちになったらなりっぱなし。
きちんとその物事を把握できなかったり、
人から嫌われたくないと距離感を詰める事で敵ではない事を伝えながら、その自由じゃない近い距離感に安心を感じたり、
それなのに逆に離れすぎる距離感でも安心して、人からは心を閉ざしているかのようにも見られてきました。
社会ではあまり理解されない人間だったかもしれませんね。
いつも問題は私の目の前にあり、その問題と近過ぎたために他のものが視界に入らないくらいでした。
いくら問題と向き合うからと言ってそんなに近くにあったら問題をきちんと把握できず、形や大きさ、他の角度からも見る事は不可能で、ましてや裏側なんてある事すら分からないですよね。
それでは向き合うと言っても本末転倒です。
私自身も自分のこの癖を知り、意識するようになり大分楽になってきました。
適切な距離感を保つのは本当に大切な事です。
視界が開けて、余白が生まれ、
それだけでも心は軽くなりますね。
そして自由を感じ、少しずつ楽しい気持ちも生まれてきます。
また情報が入りやすくなってきますし、
自立の方向に力がかかってきます。
恐怖や不安に飲み込まれそうになった時。
適切な距離感を持って、きちんとその不安と向き合うと、そんなにたいした事ではないと気づかされます。
相手に対して怖いと思っている時、もしかしたら無意識に自分から距離を近づけているのかもしれません。
本当に繋がりたいのは相手なのか、
その怒りや恐れといった感情なのか、
不安な事象なのか。
いいえ、
本当に繋がりたいのはきっと自分自身。
自分の気持ちや考え、私の魂。
そことつながる事を恐れ、他のものと距離を近づけてしまうのかもしれません。
もし、相手に対してイラッとしたり、悲しくなったり、嫌われるんじゃないかと恐れが出た時に今一度、その事象や感情、その人自身との距離感を再確認してみてください。
そして、適正な距離感が掴めたら、自分の気持ちと繋がり本当の意味で自立して生きていく事を選択してみてはいかがでしょうか。
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